デジャヴ的臨死体験
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体験の内容:
私が6歳の時に英国のイプスウィッチにある自宅からベントウォーターズ米空軍基地(父は空軍に勤務していました)へ父の運転する車で移動している際、大きな衝突事故に見舞われました。父が角を曲がると、そこに一台の車が停まっていたので、父は必死に避けようとして道路から外れてしまいました。そして50メートルほどある崖から転げ落ち、川へ転落しました。それから、ランブラーステーションワゴンに冷たい水が入ってきたのを覚えています。たくさんの悲鳴が聞こえましたが、目に温かい液体のようなものが流れてきたので、その時の私は目が見えませんでした。後になってから、右のこめかみからの流血だったことが分かりました。それからすぐに温かく感じ、視界が戻りました。しかし、何故だか崖の上から川を眺めていたのでした。私は川へ駆け降りていきました。困惑してはいたものの、車の中で大きな男性の胴体が見えました。周りの人たちと共と車に駆け寄り車内を覗くと、水面から手が出ているのが見えました。すぐに大破した車の窓へ駆け寄り、意識を失った少年の手を取り車から引き出しましたが、その少年は自分だったのです。混乱と恐怖に駆られた私が呆然としていると、誰かが私の手元から死んだように意識を失っているその体を奪い取ったのでした。私が病院で目を覚ましたのは、それから何日も経ってからでした。