ダイアンの臨死体験
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体験の内容:

午後、私がやっと2人の幼い子供達を寝かしつけた時のことです。その頃の私は、昼寝や夜間に就寝した後に起き上がるのが困難になっており、2日前にその事を夫に相談していました。その日も眠るのに不安を覚えたため、代わりにテレビを見ることにしました。ソファーに腰掛けてからお気に入りのメロドラマを見ていると、次の瞬間誰かが“起きろ”と私に叫んでいるのが聞こえたのです。“ダイアン、目を覚ましなさい。”という声がずっと聞こえました。目を開けて起き上がると(自分では寝入ってしまったのに気付いていませんでした)、目の前に祖母が立っていたのです。私が3歳の頃に祖母は亡くなっていたため、彼女のことはあまりよく覚えてはいませんでした。でも祖母は私の家のリビングから台所へ移動しながら、私に話し掛けていました(ですが、彼女の口は動いていませんでした)。子供の頃から人が話をしている時に口元を見る癖があった私は、その時も祖母の口元を見ていたのです。どうやら祖母は口を動かしていないようだったので、やっと祖母がテレパシーで会話している事に気が付きました。祖母に何をしているのか尋ねると、一緒に来るように誘われました。行き先が分からなかったので不安になり、“どこに行くの?”と尋ねると、ただ私を見つめると、“一緒に来なさい。”とだけ言うと、祖母は背を向け私の娘たちの部屋に続く廊下を進んで行きました。もしもその時起き上がらないで祖母に付いていかなかったら、彼女がどこに行くのか分からないし、その場に居続けることも不安だったので、私は立ち上がりました。

その時になってようやく、自分がもう身体とは繋がっていない事に気付きました。身は軽く、まるで空気になったようでした。下に横たわる自分の身体を見ると、全く動いてはいませんでした。それから、祖母が何処に行ったのか探してみましたが、見つけることはできなかったので、心配になった私は、急いで祖母の後を追いました。次に気付いた時は、リビングの上の方におり、そこから自分の身体が見えました。初めは身体をそこに残して行ってしまうことに戸惑いましたが、その心配も次第に薄れてきたので、ソファーに横たわる自分の身体を心配する必要がないと自分に言い聞かせました。自分の着ていた服や部屋の家具の色から横たわる自分の身体が見えました。それから他の場所に行ったような気がしますが、はっきりとは覚えていません。その時、祖母の姿はなく、自分一人ぼっちでした。

自分の身体の上を浮遊していた時、向いている角度のため実際の自分の身体はよく見えないはずなのに、何故だか身体が見えたのです。(説明するのは難しいのですが、ご理解いただけるでしょうか?)(精霊と思われる) 2つの存在が私の左右におり、あの世に残るか、元の世界に戻るかを問われました。下を見ると、自分の“身体”は、ぼやけて見えました。自分がその時いた世界はとても素晴らしかったので去りがたく、元の世界に戻るべきか決心できずにいました。その時、母親や兄弟、そして2人の幼い娘の事が頭をよぎり、例えその後の人生が苦労の連続だとしても、自分を必要とする者達のために戻らなくてはと考えました。みんなを置いていくことなど私にはできなかったのです。そう決心したとたん、暗闇のなかをすごいスピードで落ちていき、まるで小さな穴に押し込められる感じがしたかと思うと、再び自分の身体に戻っていました。自分の身体に戻り重力を感じるまでに体験した暗闇は、今まで見たどんな暗闇よりも暗く、夜よりも真っ暗で、どんな黒色よりも黒かったので、私は恐ろしくなりました。肺がひどく痛み、もうだめかと思われましたが、その時突然“ダイアン、目を覚ましなさい”という声が聞こえたのです。目を開けるまで、その声はずっと聞こえていました。息を吸い込もうとした時、自分が身体に戻されてから初めて呼吸をする様に感じたのを覚えています。胸を押し上げ肺に少しずつ空気を吸い込み深呼吸をすると、痛みが体を駆け抜けました。もう一度呼吸をしてから目を開けた時、気分は優れていませんでしたが、黄色の花柄の服を着た祖母に出会い、祖母に誘われたことだけは覚えていました。

ソファーに腰掛けた時、服も髪も全身汗でびっしょりになっており、お陰でソファーまで濡れてしまいました。心臓はドキドキしていたので気持ちを落ち着かせてから、母親の母(私の祖母)に誘われたことを伝えるため母親に電話を掛けました。それからというもの、超能力が備わったようで、自然と色々なことが周りで起こるようになり、昼夜問わず近所で起きた殺人事件や近所の病院から赤ん坊が誘拐される光景等目にするようになりました。また、他の人が次に何を言おうとしているかが分かったり、電話が鳴る前に誰だか当てることができました。時が経つにつれて、もっと多くのことが起きるようになっていきました。 --それは 1986年に古いながらも最初の家を購入し引越したときの事です。数ヶ月経った頃、自分達以外にも誰かその家にはいることに気が付いたのです。おそらく男の子と女の子の2人で、家族が出掛けたときに家の中で遊んでいるらしく、帰ってくると子供の遊ぶ声がするのですが、家に入ると声が聞こえなくなるのでした。また1993年か1994年だったと思いますが、開拓時代の格好をした男(霊)が一人私を訪ねて来ました。男が手を私の肩に乗せたとき、彼の優しさ、愛情、そして苦しみが伝わってきました。その男の足音を何度も聞いていたこともあり、また子供たちも枕元に立つ男の影を夜な夜な見るようになっていたので、怖くなった私は飛び上がって他の部屋へ逃げ込むと、私にどうして欲しいのか、彼に尋ねました。

夫だけは何も見たり聞いたりすることはありませんでした。神の御霊でないなら、この場を去ってくださいとお願いすれば、霊は立ち去ってくれると誰かが言っているのを聞いたことがあったので、私もそうしてみました。その男に話しかけられたのは数度しかないのですが、その時になぜ彼が私に危害を加えようと思うのか聞かれました。でも、私はただ怖かったのです。もうそんな不可思議な事とは関わりを持ちたくなかったのです。なので、その後は周りの出来事に目を向けないように努めました。不可解な出来事が起きても、目をそらして、日々の生活を送るようにしたのです。暫くすると、手を使って人を癒せるようにさえなり、人の背中や肩のこりを摩ると手から熱がでているようでした。近所の友人たちはマッサージをして欲しがっていたものの、“気”の勉強をして回りの人達にその話をし出すと、みんな私を“変わり者”だと恐れるようになっていきました。そんなこともあり、マッサージも止めてしまいました。母親が病気で危篤になり入院していた際、あの男の霊がベットに横たわる母親のところにやってきたので、母親を連れて行かないよう懇願すると、霊は去って行きました。その後母親はすっかり元気を取り戻し、健康になりました。私がこの世に生を授かったのには意味があるとずっと感じていましたが、今はそれが何故なのか分からず困惑しています。

概要:

性別:    女性

体験時、命に関わる出来事がありましたか?    はい        ヒーターからのガス漏れ。私は1.5mほど離れていました。

魂が身体に戻ったとき、息をしていないのが分かりました。呼吸をしたことで、生還できたのです。意識が回復した時は、赤ん坊が初めて呼吸をするのはこんな感じなのだと思いました!心臓はドキドキし、体から飛び出してしまいそうでした!

臨死体験詳細:

経験に影響を与えた可能性のある薬やドラッグはありますか?   はい    数日前に、ヒーターからガス漏れしていることが分かり、危険なため交換してもらいました。

経験はどのような方法で夢のようでしたか?   祖母の姿が見え、誰かが私に目を覚ますように叫んでいるのが聞こえた時です。祖母について行こうか悩んでいる時に見た自分の身体の輪郭がはっきりせず、ぼやけて見えたことだけが、夢のように感じられました。

意識が身体を離れる体験をしましたか?   はい    身が軽くなり、どこへでも素早く動き回ることができたので、快感でした!何物にも縛られない開放感とすがすがしい爽快さで、最高の気分でした!

体験中に一番意識がハッキリしていたのはどの場面ですか?    素晴らしい気分を味わっていました!!自分が宙に浮いていても不安になることがないこと分かってからは、自分に何が起きているのかがはっきりと理解できました。自分が何処に行っていたのか、そしてどうやって部屋で浮遊しているところまで戻ってこれたのかは思い出せませんが、部屋を浮遊している時に自分の身体に戻るかどうかの決断を迫られました。なので、自分に体験についてじっくり考えたのは、すべてが終わった後でした。その後も懸命にどこに行っていたのか考えてみましたが、どうしても思い出すことは出来ません。

思考が速まりましたか?時間の流れが速まった、または遅くなったりしましたか?   すべてが同時に起こっている様だった時間が止まる、または時間の概念がなくなる   ソファーから別の世界へ移動するのにどれ位の時間が経ったのかは定かではありません。それでも、数秒程度だった気がします。暗闇は長い間続き、ひどいものでした。まるで力ずくで押し込められたような感じがしました!本当に怖かったです!

通常と比べて聴覚的な違いはありましたか?   はい    私に目を覚ますように叫ぶ声が聞こえました。それでも目が覚めない自分が心配になる、また同時にもどかしく感じられました。目が覚めないので恐怖を覚えましたが、どうしてそう感じたのかは分かりません。必死になって瞼を開けようとしたけれど、無理でした。声が聞こえて目覚めるように言われたのに瞼がすごく重く感じられ、目を開けることができなかったので、動揺してしまいました。

トンネル、またはそれに近いものを通りましたか?   はい   真っ暗で長いトンネルを降りて行きました。トンネルには終わりがないように思われたし、真っ暗だったので恐ろしくなりました。光はまったく見えませんでした!

死去した(または生存している)人物に出会いましたか?    はい      私が3歳頃に亡くなった祖母に出会いました。この世に戻る決心をする直前、2人の存在が私の右側と左側に一人ずつ姿を現しました。

地球のものとは思えない光を見ましたか?     はい   通常の輝く光ではなく、あらゆるものの優しさ・愛情・英知を兼ね備えた虹色に輝く光が私の周りを包んでおり、私にはすべてが明白となり、すべてを悟ったのです。

地球以外の世界に行きましたか?    あきらかに地球とは違う世界・次元

体験中どんな感情を経験しましたか?     恐怖、不安、喪失感、安らぎ、開放感、たくさんの愛情を感じました!それから、動揺、困惑、決意、恐怖、安堵を感じました。

すべてを悟りましたか?     宇宙のことを悟った   すべてを理解することができました。すべてを悟ったので、質問する必要さえありませんでした。誰もが宇宙の一部であり、神が創造されたことを本当に理解するのは、我々が死を迎えるまで出来ないことも分かりました。それこそが神がお望みなられていることなのです。我々は神のお導きに沿って人生を過ごし、疑うことなく、ただあるがままを受け止めればよいのです。我々の人生はすでに決まっており、それを変えることはできません。ですが、我々は、信仰を持つことで、人生のなかで起こる出来事にどう立ち向かうかで成長することができるのです。

未来の映像が見えましたか?     世界の未来     この世に戻れば、夫や皆から精神的に辛い思いをさせられることが分かりました。実際そうでしたし、これからもずっと困難が待ち構えているでしょう。

境界線や壁・仕切りのようなものを見ましたか?     はい      あの世に到着した時、そこで立ち止まり後ろを振り返りました。どうやってあの世にたどり着けたのかは確かではありませんが、あの世に自分がいるのが分かったのです。それから自分の身体のある部屋へ移動してから、あの世に留まるかこの世に戻るかの決断をしなければなりませんでした。

神、スピリチュアル、宗教:

その体験が原因で変わった価値観や信念はありますか?    はい     神を信じているからといって、教会に行く必要はありません。幼少時から、神様はいつも私の側にいらっしゃいました。守護天使や精霊が私を見守ってくれているのが分かりました。“光”がご加護を与え、癒してくれることも知っていました。なので困っている友人に光を送ると、友人は知らぬ間に元気になったのです。(奇妙に聞こえるかもしれませんが、奇跡が起こるのを目の当たりにしました。)。

宗教以外の地球上での生活について:

体験後、どの様な変化があなたの人生にありましたか?  上記をご覧下さい。

その体験が原因で変わった人間関係はありますか?   例え高収入でもマンネリで無意味な仕事をするだけが人生ではないことが私には分かっていたので、人助けができる仕事に転職しました。数年経ってから、また高収入な仕事に就いたのですが、今でも人の役に立つお世話をしています。最初に転職した時は、どうやって生計を立てていくかなど心配してはいませんでしたが、どうにかなることだけは自信がありました。それでも夫が職を失ってからは、不安が首をもたげ、自分ももっと給与のよい仕事に逆戻りしてからは、徐々にあの経験で得た特別な能力を失っていきました。そうなったのも、超能力が高まるにつれて、それを理解しない夫や親戚が子供達を自分から引き離してしまうことに対する恐怖のためでした。それからというもの、日常生活のなかで起こる出来事にストレスを感じるようになり、どうしてよいか分からなくなっていきました。殺人や恐ろしい物事を目にするのが嫌でしたが、それらについて何も出来ないことから疲れ果ててしまったのです。自宅にいるのも、精霊達を見るのも怖がるようになっていきました。自分か狂っているのではないかとさえ思い始めていました。回りのみんなは私がいい意味で変わっていると思ってくれていましたが、変わっているのと気が違っていることの違いをどうやって分かってもらえばいいのでしょう。次第に病気がちになっていった私は、現実の出来事以外の光景が見えても気にしない様に努め、現実だけを見据えて毎日を暮らすように努力しました。それでも時々頭の中で光景が見えることがありましたが、余り考えないようにしています。何故だかわかりませんが、今でもまだ混乱することがあります。

臨死体験後

その体験は言葉では表しにくいですか?     はい      浮遊していた時、安らかで愛情に満ちた気持ちになり、私は全てを許されたように感じました。自分がどこへ行ったのかは覚えていませんが、ただこの世に戻って来たくなかったことだけは覚えています。愛する人達のために戻ってきたことは承知していますが、戻ってくる決心をしたことを、ずっと後悔しました。どうやって生還したのかを説明するのは簡単ではありません。暗闇を通り抜け自分の身体に戻り、初めて息をしようとした時、肺や胸部に激痛が走りました。

体験後、以前はなかった超能力などの特別な能力を得ましたか?     はい      ESP、テレパシー、テレコキネシス、手を使ったヒーリング、マインドによる自己ヒーリング、霊が見え話ができる能力、全てを理解し悟ることができたので、未来を案ずることはありません。なぜなら未来はすでに決まっているからです。

あなたの体験の中であなたにとって得に重要な出来事はありますか?    “彼ら”がいったい何者なのかははっきりとは分かりませんが、あの存在達や光に出会えたことが一番の収穫です。あの時の光や愛、悟りの境地を忘れることはないでしょう。最も嫌だったのは、暗闇のなかを下って行った場面で、気持ちの良いものではありませんでした!

体験の事を周りの人に話しましたか?     はい      みんなのリアクションから、私の頭か身体のどこかがおかしいと思っているのが分かりました。誰も彼も私から距離を置くようになり、子供達に会わせてくれようとはしませんでした。

あなたの体験について他に付け足したいことはありますか?     ずっとガス漏れのせいで夢を見ていたのではないかと疑問に感じていました。どうして色んなものが見えるようになったのかは分かりませんが、どんなことがあってもその能力を手放そうとは思いません。もう死ぬのは怖くありません。その時が来たら、嬉しくさえ思います。みんなが私のような経験を出来たら良いのにと願っています。そうすれば、人生の見方が変わり、人生を謳歌できることでしょう。ありのままに物事を受け止めることができれば、他人や存在たちから学べることはたくさんあるのです。

ここまでの質問とあなたが提供した情報であなたの体験を正確かつ完全に描写できましたか?    分からない