インド人医師の臨死体験
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体験の内容:

こんにちは!この手記をお読みくださっていることに感謝いたします。私は30年以上にわたりホメオパシー治療を行っている熟練医師です。以下は私の臨死体験を書き記したものであり、掲載を希望します。私のメールアドレスも載せていただいて構いません。何千年にもわたってインド人の心をとらえてきたこの大切な事柄について、志を同じにする者たちで共に考えていきましょう。

インドには7千年を超える長きにわたる哲学の伝統があり、多くの聖人や賢者の体験が心と体における人生哲学を実証しています。

「いろいろな体験から平均基準をはじき出す」ことをしても、脳を客観的に研究したとしても、意識の働きを説明することはできません。それは、指紋がどれも違うように、人それぞれで体験は異なるからです。

普通の人たちの体験がストレスや感情といった要因に起因するのとは異なり、成熟した魂の臨死体験は一般的なものを超越したものになります。つまり量子的飛躍を遂げるのです。意識を理解するために、我々は現代科学では説明のつかない量子場へと踏み込んでいこうとしているのです。

1969年に急性の赤痢で大量出血を起こし瀕死の状態に陥り臨死体験をするまで、私はそのような体験については懐疑的でした。

突然、肉体を抜け出し、天井から自分の身体を見つめることができたのです。その状態では、考えたことはすぐに分かるのでした。母親のことを想うと、彼女が列車に乗ろうとしてプラットフォームを慌てて走る様が見えました。

私の危篤を知らせる電報を受け取ってすぐ私の元に駆けつけようと、数百キロ離れた駅のプラットフォームで母親があの時に列車に乗ろうとしていたことを、運よく回復した後に確認しています。

実際に本当であると実証できる臨死体験はとても興味深いものです!心はどうやって空間と時間を超越して移動できるのでしょうか?現実を超えた量子の存在である心。科学では今だそれを理解するには至っていません。

「この世には思いもよらない真実がある」とシェイクスピアがまさに言っているとおりです。 

詳細。

私の体験は1969年9月に起こりました。臨死体験は私にとって大切な体験であったので、私の心に深く刻まれ、30年経った今でも正確に思い起こすことができます。

当時37歳だった私は、健康な若者でした。不可知論者であり、宗教や科学的でないものを信じてはいませんでした。

家族とインドのアーンドラ・プラデーシュ州にあるエルールという小さな町に引っ越したばかりのころ、衛生状態が良くなかったため、私は深刻な赤痢に感染してしまいました。自己治療はあきらめ、総合病院の世話になることにしたのでした。

抗生物質の投与にもかかわらず、回復できなかったどころか、大量出血を併発し、高熱に冒されました。数日すると、容態は急激に悪化し、脈が弱くなり、最後は脈を取ることもほとんどできなくなりました。

居待月(満月の三日後)の深夜零時、私の容態が悪化したため医師たちが呼ばれました。医師が脈を取っている間に、自分の肉体を抜け出した私は、天井から自分の身体を見つめていました!

厚い雲が私と周囲を遮っているかのように、視界ははっきりとしませんでした。体外離脱直前に感じていた激しい痛みは消えており、安らかな気持ちでした。

そんな折、突然自分が死亡していることを悟ったのです!何ということでしょう!幼い子供達や家族を経済的に支えることなく、この引っ越したばかりの町に彼らを置き去りにしてしまったのです!視界ははっきりせず、すべてはぼやけて見えました。しかし、目がなくとも見ることができ、音がなくとも聞くことができるようでした。そう、私は異次元の世界にいたのです。眼下にいる女性たちの嘆き悲しむ声が聞こえました。すると、一つの考えが私の頭をよぎりました。人生とは何て不条理なものなのかと!朝になれば、私の体は荼毘に付されることになるでしょう。これが人生のすべてなのでしょうか?飽くなき驚きと可能性がこんなにも簡単に終わってしまっていいのでしょうか。波間を漂う泡のようではありませんか。

死とはいったい何なのでしょうか?異次元への入り口なのでしょうか?私の脳や肉体は眼下に横たわっていたものの、心は落ち着きはらい、客観的に考えることができました!まるで死んだ当人ではないないかの様に。意識を高めることで魂は成長し、死によってその成長は止まってしまうようです。

そんなことを考えていると、誰かがいるのに気が付きました。その誰かが、私が望むならば自分の肉体に戻れることをテレパシーで教えてくれましたが、考えている暇は与えられませんでした!そんな大事な最中、人生の謎を解き明かしたい衝動にかられ、その答えを懇願すると、美しい星々が音を立てて過ぎ去っていく姿が見えました!その中心にはまぶしい光があり、一つ一つの星が意識の核となっているように思えました。宇宙が望む通りに意識の中心部から星々が重なり合い、非常に大きな太陽のように輝いているのでした!

その光景が消え去ると、医師が驚いた表情で私をのぞき込んでいました。かろうじてにっこり笑顔を作ると、私はもう大丈夫だと医師に伝えました。

体外離脱をしている時、まるで自分が全知全能であるかのようにどんな望みでも叶えることができたのでした!母親のことを思っただけで、何百キロも離れた駅のプラットフォームを一心不乱に走っている母親の姿を目にすることができました!肉体に戻ると、悪性の感染も消えてなくなっており、数日で回復してしまいました。私の危篤を知らせる電報を受け取ってから、ビジャヤバダ駅でエルール行きの電車を一心不乱になって母親が探していたことを、本人と後に確認しています。臨死体験というものを一般的な見地から説明することはできません。良い意味で、私の性格は変わり、傲慢さもなくなりました。

概要:

性別: 男性