レイチェルの臨死体験
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体験の内容:
病院勤務の私は主任看護師としていつも通りに午前3時~11時のシフトで病棟の患者の薬の処方を担当していました。その頃、6か月ほどの間隔で腹部に激痛が走るようになっていたので、体に異変があることを感じ取っていました。あの日の夜の痛みは耐えがたいものでした。看護師ほど困った患者はいないと言われるように、私も仕事を優先し検査を先延ばしにしていたのでした。さらに、自分で症状を診断して、市販薬を服用していました。(数年後に、大腸炎と診断。)今回の痛みは、今までとは違うと感じ取った私は、その週に検診の予約を入れたのですが、都合がつかず、予約予定日の翌朝、痛みから集中治療室に運び込まれました。私はぐったりとし、余力は残っていない状態でした。医師が検査を行ってくれましたが原因は究明されなかったため、緊急手術が施されました。
準備が整い手術室に運び込まれ手術が始まる直前、「自分が死んでしまう」ことを考えました。(私は看護師なので、手術室にも何度も出入りしていますが、)それまでそんなことを思ってもみたことはありませんでした!体に麻酔が効いているはずなのに、意識はまだはっきりとしており、自分(肉体)の下での出来事を目にしても興味が持てず、魂はどんどん上に昇っていきました。上に昇っていくことが当たり前に感じられたので、トンネルの中を私はますます上昇していきました。
テレパシーか何か(自分でもよくわかりませんが)、トンネル内を高速で移動しているときに、二人の男性が横にいることに気が付きました。彼らが天使のような存在であり、私を高いところに連れて行ってくれていることが分かりました。(少なくとも、私にはそう思えましたが、)本当のことは分かりません。しばらくすると突然(顔は光で輝き、私に向かって手を差し伸べている)父方の祖母が現れました。微笑みかける祖母は、霧か雲に包まれているように見えました。祖母は手を伸ばして、私を抱きしめようとしているようでした。何故だかわかりませんが、祖母以外にもたくさんの人達がおり、私を歓迎してくれているようだったので、私は祖母の手を掴もうと手を伸ばしたのでした。(ずっと前に亡くなった)祖母がいることに驚き、何をしているのか彼女に尋ねました。
天使のような存在の一人が「触れてはダメだ、レイチェル!」と叫んだので、祖母の手を握ったらもう戻れなくなることをテレパシーで私は理解しました。それはまるで、突然目の前に見えない壁が現れて阻止されたかのように唐突でした。私が「どうしてダメなのか」尋ねると、誰もがはっきりと、しかし愛情をもって「どうしてもダメ」なのだと答えてくれたのです。「もうあなたは戻らなければならないわ」と告げられると、「どうして?」と私はまた尋ねました。あの美しい場所へ行きたかったのですが、行くことは許されませんでした。
その時、「メモおばあちゃん、行っちゃだめ」という3歳になる孫娘の声が聞こえたのでした。後になって、孫娘のサミーはその時娘の自宅で元気にしていたそうです。私が言うまでもなくサミーには霊的能力があり、私が自分の身体を離れているころ、自分の寝室でおもちゃで遊びながら、独り言で私の見た光景をサミーが口にしていたのを娘が耳にしたことを後から聞きました。私は自分の肉体に引き戻されると、体中に管をつけられた状態で集中治療室で目を覚ましたのです。
医師が思っていた以上に私の容態が悪く、衰弱しきっていたため、医師が家族のもとへ来て、祈る以外なにも手立てはないと告げられていたのはそんな時だったことを後から聞かされました。私には生存できる希望はなかったのです。医師がグレープフルーツの大きさほどもあるガンの腫瘍を取り除き、腸などの大部分も切除したので、私には人口肛門が取り付けられました。余命3か月であることを、後になって家族から告げられました。
書く手が疲れてきましたが、もう少し話を続けます。あれから後、3~4度は体外離脱を経験し、そこで出会った天使のような存在から、私はガンではないことを告げられ、自分の体の細胞を見せてもらいました。それだけではありません。自宅に戻ってからも、まだ完全には魂が自分の身体のなかにないように感じられました。それはまるで、肉体という殻が合わなくなったかのようでした。私はたくさんの事を学び、瞑想をすると肉体を離れることができることに感謝しています。
1992年、末の息子が大学からの帰宅途中で自動車事故により亡くなりました。その息子がその後、私の前に姿を現したのです。そのことを実証するのに私に何かお手伝いができるなら、喜んでお手伝いします。実験科学では、こうした体験を脳の神経伝達物質によって引き起こされると結論付けていることは知っていますが、科学の観点からそれは間違っていると思えてなりません(私たちが天国と呼ぶ別次元は実在するのです、だって私はそこへ行ったことがあるのですから)。
概要:
性別: 女性
臨死体験をした日付: 1991年8月
体験時、命に関わる出来事がありましたか? はい 病気 診断ではわからず緊急手術を実施
臨死体験詳細:
臨死体験中その出来事をどの様に感じましたか? 困惑
経験に影響を与えた可能性のある薬や薬はありますか? いいえ 麻酔が効いていたにも関わらず、体外離脱して部屋を出たり、意識もはっきりしていた。
経験はどのような方法で夢のようでしたか? 夢のようでもあったが、実際には夢ではなかった
体験に含まれていたもの: 幽体離脱
意識が身体を離れる体験をしましたか? はい 自分の身体のように見えたが、軽く感じられた
体験中に一番意識がハッキリしていたのはどの場面ですか? ハッキリしていた
思考が速まりましたか?時間の流れが速まった、または遅くなったりしましたか? すべてが同時に起こっている様だった;時間が止まる、または時間の概念がなくなる
聴覚は正常からどのような方法が異なりましたか? 頭の中でブンブンするような音が聞こえた
トンネル、またはそれに近いものを通りましたか? はい 壁のようなものがあった。ワームホールなどの宇宙を構成している物質であったように思えた。
体験に含まれていたもの: 死去した人物の存在
死去した(または生存している)人物に出会いましたか? はい 先ほどお話ししたとおりです。二人の天使のような存在は知り合いのように感じられましたが、親戚などではありません。(上記をご覧ください)
体験に含まれていたもの: 光
地球のものとは思えない光を見ましたか? はい 二人の天使と上昇していき、死んだはずの祖母に近づくにつれ、光が強くなっていった
体験に含まれていたもの: 都市・土地
地球以外の世界に行きましたか? あきらかに地球とは違う世界・次元
体験中どんな感情を経験しましたか? 上に登っていくのが当たり前に感じられたし、ほかに行ける場所もなかった
すべてを悟りましたか? 宇宙のことを悟った
体験に含まれていたもの: 未来の先見
未来の映像が見えましたか? 世界の未来
境界線や壁・仕切りのようなものを見ましたか? はい
境界線のようなところまで行きましたか? 超える事を許されなかった境界線;強制的に現世に戻された
神、スピリチュアル、宗教:
体験前、どの宗教を信仰していましたか? 分からない カトリック
現在、どの宗教を信仰していますか? カトリック教&カバラを学んでいます
その体験が原因で変わった価値観や信念はありますか? はい 人が何と言おうと、絶対に神はいます
体験に含まれていたもの: 地球外の存在
宗教以外の地球上での生活について:
臨死体験後、人生に起こった変化: 特に変化なし
体験後、どの様な変化があなたの人生にありましたか? 別次元に興味があります
その体験が原因で変わった人間関係はありますか? 肉体のある期間は短いことがよく分かるようになった
臨死体験後:
その体験が原因で転職しましたか? 職業または学問
その体験が原因で身体的な変化はありましたか? 身体的な変化があった
その体験が原因で特別な能力が備わりましたか? 霊感、ヒーリングやサイキック能力が高まった
その体験が原因で感情に変化はありますか? 家族、友人、社会に対する考え方
その体験が原因で死に対する恐怖心に変化はありますか? 死に対する考え方
その体験が原因で生きる意味に対して変化はありますか? 生きる意味を実感した
その体験は言葉では表しにくいですか? 分からない 一度にたくさんの情報が流れ込んできた
体験後、以前はなかった超能力などの特別な能力を得ましたか? はい 別世界にいる息子とイエス様をはっきりと見た
あなたの体験の中であなたにとって得に重要な出来事はありますか? 二つの世界を行き来した。また、同朋に対する深い愛情と思いやりを感じた。時々肉体と呼ばれるこの重たい機械に閉じ込められている気がして憂鬱になる。
体験の事を周りの人に話しましたか? はい 親しい人数人だけに話をした。
体験後、その体験の一部を再現するような出来事などはありましたか? はい 瞑想と祈りの中(体外離脱を何度も経験)
あなたの体験について他に付け足したいことはありますか? 元気になる前に、別の霊的存在と出会った。腫瘍医からは化学療法が必要でこれからどうするかの話を受けたが、光の存在からは、私の人生がどうなるか教えてもらった。